不動産コラム

中古マンションのネット環境、契約前に要チェック!

インターネット回線

私はあまり関係無かったですが、皆様ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?

いずれにしてもまた明日から頑張りましょう!

とはいっても連休ボケがあるので本気を出すのは来週くらいからですかね。w

ららぽーと豊洲
HARUMI FLAG

さて、今日のテーマは「中古マンションとインターネット回線」についての話です。

最近はリモートワークもすっかり日常となり、オンライン会議はもちろん、動画視聴やゲームなど、私たちの生活にインターネット回線の重要性はますます高まっていますよね。

新しいマンションでは、インターネット回線は光配線方式で最初から1Gbps、場合によっては10Gbpsといった高速インターネットが利用できることが多いです。

ザ・タワー横浜北仲

しかし、築年数が経った中古マンションでは、まだ各戸までメタル線を使ったVDSL(電話回線利用)や古い機器が使われているLAN配線で、最大速度が100Mbpsというケースが少なくありません。

もう少し詳しくお話しすると、マンションの共有部分(MDF)までは光ファイバーが来ているものの、そこから各部屋まではメタル線という構造になっていることが多いです。

ちなみに、公称100Mbpsの回線だと実際の速度はたぶん50Mbps程度です。

電気配管の調査

1Gbps以上の高速通信を利用したい場合は、メタル線ではどうしても速度に限界があるため、NTTのフレッツ光であれば「ファミリータイプ」を契約して、ご自身の部屋まで直接光ファイバーを引き込む必要があります。

ところが、マンションのような集合住宅の場合、電気配管の容量や構造上の問題から、物理的に光ケーブルを引き込めないことがあります。

また、たとえ引き込めるとしても、共用部を利用するので分譲マンションであれば管理組合、賃貸マンションであれば大家さんの許可が必要になることから、なかなかハードルが高いのが現状です。

マンション

普段使いで、ウェブサイトを見たり、動画を少し視聴したりする程度であれば、10Mbps~20Mbps程度の速度でも体感的には問題無いと思います。

しかし、仕事で大きなファイルを頻繁に扱ったり、オンラインゲームを楽しむお子様がいらっしゃるご家庭などでは、やはり1Gbpsの速度が欲しいところです。

もちろん、速いに越したことはないので、10Gbpsにできれば理想的ですが、一般的なご家庭であればそこまでの速度はまだ必要ないかもしれません。

ルーターなどの関連機器も高価になりますし。

ネットワーク機器

ということで、中古マンションをご検討中の方は、入居してからインターネット回線で悩むことがないように、事前にしっかりと調査することをおすすめします。

もし光回線の引き込みに許可が必要な場合は、早めに管理組合や大家さんに相談してみましょう。

ここで注意していただきたいのは、管理会社や仲介業者の担当者が、インターネット回線について詳しくない場合も少なくないということです。

最終的にはご自身で確認することが非常に重要になります。

もし、お住まいの地域の携帯電話の5G電波状況が良好で、数百Mbps程度の速度が出るようであれば、携帯各社が提供しているホームルーターなどを設置するのも一つの手軽な解決策かもしれません。設定も簡単ですし。

ただ、やはり安定性を考えると、有線接続の方が安心感はありますよね。

home 5G(ホームルーター/家庭用Wi-Fi) | NTTドコモ
5G対応ホームルーターをコンセントに挿すだけ、工事不要でご自宅のWi-Fi環境が整います。

さて、今暇なのでついでに私のところのインターネットの回線の歴史を辿ってみます。

記憶がだいぶ曖昧で時代や数字も正確ではないのですが、ざっと次のような感じです。

一番最初は、Windows3.1にTrumpetを入れて、設定に苦労しながらモデムを「ピーヒャラヒャラ♪」などと歌わせてダイヤルアップ接続でインターネットに接続していました。当時のブラウザはMosaicだったかな。

その後、Windows 95の頃になると、MN128-SOHOのようなISDNルーターが流行り出し、自動でダイアルアップするのでなんとなく専用線のように使えるようになったと記憶しています。

そうこうしているうちに「OCNエコノミー」という画期的な専用線サービスが始まり、これにすぐに飛びつきました。

ルーター

当時仕事でいくつかのサーバーを運用していたのですが、それまではデータセンターに置くしかなく、高価な場所代と回線代がかかっていました。T1(1.5Mbps)の回線がたしか月額数十万円もしたような時代です。

それに比べて「OCNエコノミー」は、値段も格安で月額38,000円だったと記憶しています。

速度は128kbpsのベストエフォートで、今では速度制限のかかった携帯の回線速度ですが当時は画期的で感動したものです。w

ここまではメタル線の時代です。

データセンター

その後に現れたADSL(ソフトバンクが道でモデムをティッシュのように配ってました w)はあまり使わず、USENの光ファイバーを直接室内に直接引き込んで利用しました。たしか最高100Mbps。

その後、固定電話の関係でフレッツ光に乗り換え、現在に至ります。

思えば、インターネット回線も本当に進化、そして電気や水道のように一般的になりましたね。

また10年後にどうなっているのか本当に楽しみです。

ちなみに、私の場合、現状仕事だけなら1Mbps程度の速度でもなんとかこなせると思いますが、最近は「Xbox Cloud Gaming」経由で「Microsoft Flight Simulator」を嗜んでおりますので、やはり1Gbpsの回線は必須です。w

Microsoft Flight Simulator 2024

いずれにしても中古マンションのインターネット環境は、実際に住んでみないと分からないことも多いので、気になる物件があれば、事前にしっかりと確認することをおすすめします。

特に速い回線の家にしか住んだことが無い方は、遅い回線もこの世には有る、ということをご存じないかもしれませんのでご注意ください。


不動産のご相談はお気軽にどうぞ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました