ここの所ずっと上がり続けてきた首都圏の不動産価格ですが、そろそろ天井と言われだしてから随分経ちます。特にマンションなどは東京オリンピックにからめて2020年問題と呼ばれて議論されてます。
そしてあれよあれよと言っている間に、その2020年はもう来年の事になってしまいました。
ちなみに私の考えでは、少なくとも東京周辺ではあまり下がらないような気がしています。その大きな理由は、今後ますます一極集中で地方から首都圏への人工の流入が加速すると思うからです。そして都心およびその周辺では新たに供給できる土地はあまり多くありません。
とはいってもそんな予想など「当たるも八卦当たらぬも八卦」というやつで、競馬の予想屋さん程度の確度も有りません。「来年の事を言えば鬼が笑う」とも言いますね。
そんな中、マイホームに限らず投資用の物件でも来年のオリンピック後に価格が下がるのをじっと待っている方も多くいらっしゃると思います。
しかしながら、もし買えるのであれば、欲しい物件は欲しい時期に買う事をあえておすすめしたいと思います。
程度問題というのはありますが、多少高値づかみしてしまったとしても、時間の経過とともに借入残高は減っていきますし、マイホームの場合は品質の良い持家に家族で住めるという生活の質の向上という側面があります。投資用物件であれば毎月チャリンチャリンと賃料収入も入ってきます。
また、住宅ローンの場合はたいてい完済時の年齢は80歳くらいまです。そして最長借入期間は概ね35年までですので、45歳くらいまでに住宅ローンを始めないと借入期間が短くなってきます。
当たり前ですが寿命は有限です。学校を卒業して親離れをして社会や経済の仕組みを知り、そこから自分でそこそこのお金を稼げるようになるのが早くて30歳くらい。そしてそこから気力体力が残っていて活躍できる時期はせいぜい40年くらいでしょうか。あまりのんびりしすぎているとあっという間に人生の良い時期が終わってしまいかねません。
相場の山谷をピンポイントで当てることはプロでも難しいです、というか無理です。(解説は必ず後付けででてきます)
そして、人生で不動産を購入した方が良い時期と不動産価格の相場の山谷は一致しないことがほとんどです。たまたま良い所で一致すればラッキーと思うしかないです。
以上、仲介業者のポジショントークでした。w
ところで、買う方の話をしましたが、売却希望の方をプッシュするために「今が相場の天井です。オリンピック後の暴落前に売りましょう!」とか、私は言ったりしません。
不動産に限らず営業トークで、不確かな予想を断定的に言う輩はたいてい怪しいです。w
将来予測について聞かれれば語りますが、当たるかどうかは自信がありません。ただし判断のための材料はなるべく正確なものをご提供できるように努力します。
ご相談はお気軽にどうぞ。
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