先日お客様と一緒に住宅ローンの申込みに銀行へ行ってきました。住宅ローンは投資用のアパートローンと違い、なんとなくほのぼの感がある感じがします。
これに対して、地主さんは別として、サラリーマンの不動産投資に対する銀行さんの目は鋭く厳しいように感じます。別に悪いことをしているわけではないのですが。w
今後はどうなっていくのでしょうね。
さて、区分マンションを購入する時の話なのですが、購入前には色々と資料を取り寄せて検討すると思いますが、長期修繕計画も忘れずに確認するようにしましょう。
長期修繕計画はあくまでも計画なわけですが、マンションの維持管理に関する、管理会社と管理組合の意思と状況がそこに現れます。
現在の修繕積立金の額で将来大丈夫か?とか、一時金徴収の可能性があるか?などを意識して見るとなんとなく様子が分かってきます。
もちろん修繕積立金の残高は多いほど良いわけですが、誰でも管理費や修繕積立金の支払は少ない方が嬉しいです。なので、結果的にはぎりぎりの計画となるマンションが多くなります。
ほとんどのマンションでは大規模修繕の直後には残高がかなり少なくなり、10~15年位後の次の大規模修繕の時期までに残高を増やしていくような計画になっていると思います。
ぎりぎりでやっているので、思ったより大規模修繕の費用が多くなってしまうような場合には、一時金を徴収するか、あるいは管理組合で借入をするというケースも少なくは有りません。
大規模修繕直後に修繕積立金の残高が少ないのはありがちなことですので、残高が少ないからと言って絶対にだめというわけではありません。長期修繕計画をじっくり見て総合的に判断しましょう。
もちろん良くないものは良くないのですが、値引き材料になるかもしれません。100点満点の物件はなかなか有りませんので、価格と合わせて総合判断です。w
話は変わりますが、一棟のアパートやマンションを所有されている方も、管理会社と相談して、ご自分で長期修繕計画を検討しておくべきだと思います。もちろん計画ですので、きっちり実行しなくても、建物の状況や資金などを考えて、計画は修正しながら修繕を進めていけば良いと思います。
ただ計画が何も無しだと、行き当たりばったり的に費用が発生しますので、あまり良くないです。必要な修繕費用は、修繕計画に合わせて月々の賃料収入の中からきちんと計画的に積み立てておきましょう。備え有れば憂い無しです。w
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