大阪の万博がいよいよ最終日ですね。
万博の券を某会社さんから頂いていたので、涼しくなったら行こうと思っていたのですが、予約が全く取れなくて結局行けませんでした。
ものすごく行きたかったわけでも無いのですが、いざ行けないとなるとすごく残念な気持ちになります。w
せめて跡地で大屋根リングだけでもしばらくの間、無効になった入場券で見せてくれると嬉しいのですが。

さて、都市部などで土地を有効活用するために、半地下(地下室)を持つ建物を見かけることがありますよね。
また、半地下の部分をガレージにしているというのもよく見かけます。
もちろん半地下でない方が良いのですが、わざわざ半地下にするのは、高度地区などの高さ制限の中、階数や階高を確保する目的が多いです。

ドライエリアなどをうまく作れば採光や通風にも配慮された魅力的な空間になる半地下ですが、やはり気になるのが「水害対策」ではないでしょうか。
特に近年は、全国的に予想外の豪雨に見舞われることが増え、不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
今日は、そんな半地下の建物を水害から守る、排水ポンプの重要性についてのお話しを少し。

半地下の建物にとって「排水ポンプ」は命綱
半地下部分に流れ込んだり、浸み込んだりした水を、自力で排水路に流すのは難しいですよね。
当たり前ですが、半地下は周囲の地面よりも低い位置にあるからです。
そこで活躍するのが排水ポンプです。
排水ポンプは、地下ピットなどに溜まった水を自動で感知し、強制的に外部の排水路まで汲み上げて排出する役割を担っています。
この排水ポンプがしっかりと稼働してくれているおかげで、半地下空間は浸水の不安から守られています。
まさに、半地下の建物にとっての「命綱」と言えるでしょう。
東京都のホームページ「地下室・半地下家屋の浸水対策のお願い」
油断は禁物!知っておきたいリスクと対策
排水ポンプがあるから安心とはいえ、いくつか備えておくべき点もあります。
1. 停電時のリスク
近年のような異常気象による豪雨時には、停電が発生する可能性も高まります。
ポンプは電気で動いていますから、停電してしまうと排水機能がストップしてしまいます。
2. ポンプの故障や寿命
どんな機械にも寿命がありますし、故障のリスクはゼロではありません。

排水ポンプが正常に作動しないと、浸水被害の危険性が高くなります。
また、排水ポンプは通常2台1組で設置されて、片方が故障してももう一台がバックアップするようになっていますが、1台が故障したのに気がつかず、もう1台も故障してしまうというケースも有ります。
排水ポンプの存在は普段は意識することが無いので忘れがちですが、いずれにしても通常の設備と同様に定期的な点検や交換などのメンテナンスが必要です。
さらに万が一に備え、非常用電源を用意しておくなど、停電時の備えも検討しておいた方がよいかもしれません。
横浜市のホームページ「半地下建物・地下室の浸水対策について!」

まとめ
半地下の建物は、排水ポンプによって日々の安心が守られています。
しかし、「備えあれば憂いなし」です。
ポンプの稼働状況、停電時の対策、定期的なメンテナンスなど、日頃から意識するようにしましょう。
また、半地下の建物の購入を検討する場合は、排水ポンプの稼働状況やメンテナンスの履歴などは重要な確認項目です。
不動産のご相談はお気軽にどうぞ。




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