「先進的窓リノベ事業」という国の事業が始まってます。
正式名称は「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等 (令和4年度補正予算(第2号))」です。
これは既存住宅の窓の省エネ化に関する事業で、冬は窓からの冷気で寒かったり、夏は窓からの直射日光で暑かったりで悩んでいる方、窓の改修で補助金が出るかもしれません。
先進的窓リノベ事業
先進的窓リノベ事業とは、住宅の省エネを推進するという国の方針の一環で、既存住宅の窓を省エネ効果の高い断熱窓に改修すると、その費用に対して補助金が交付されるという内容です。
この補助金は、工事の種類や窓のグレードによって最高200万円まで出るそうで結構オトクな感じです。
具体的には、工事の種類としては、ガラス交換、内窓追加、外窓交換で、これに窓の大きさと断熱性能のグレードによって補助金が決まります。
断熱が悪くて暑かったり寒かったする住宅にお住まいの方、この機会に性能の良い窓に交換することを検討されてみてはいかがでしょうか?
断熱性能が上がると暑さ寒さが楽になり、また冷暖房費も節約になるので良いことばかりです。
[ご参考] 先進的窓リノベ事業(環境省・経産省)
マンションの窓は共用部
ところで区分マンションの場合、マンションの窓は共用部分になるので、原則としては区分所有者が勝手に補修や交換をすることができません。
ただ、古いマンションが増えてきた現在となっては、管理組合による修繕や交換を待たずに区分所有者が自身の費用で工事をしたいニーズが増えています。
そこで、平成28年に国交省よりマンション管理の適正化に関する指針が告示され、その中の「マンション標準管理規約」では、区分所有者の責任と負担で窓の修繕ができることが明記されています。この標準規約に沿って管理規約を修正しているマンションでは、各区分所有者は理事会の承認に基づいて開口部の工事が可能ということになる理屈です。
区分マンションの所有者で窓の修繕や交換をお考えの方は、ご自分のマンションの管理規約をご確認してください。
※実際は管理組合の理事会に申請して承認される必要がありますので、まずは管理組合に工事内容の申請が必要になると思います。
[ご参考] マドリモ 断熱窓 マンション用 (YKKap)
補助金の申請
補助金の申請は登録されている事業者でないとできないので注意が必要です。
窓屋?さんから話を聞いたのですが、この窓の補助金は始まったばかりで詳細な基準や運用にまだ曖昧なところがあるとの事です。さらに、現在見積り依頼がすごくたくさん来ていて猛烈に忙しいそうです。そして一部の部材の供給も遅れているそうです。
この補助金の期間は2023年12月31日までで、さらに予算が無くなると終わりなので、ご検討される方は早めに動いた方が良いかもしれません。
他にも補助金は有ります
窓に限らずご自宅のリフォームを考えている方は、この窓以外にもいくつか補助金制度が有りますのでよく調べてみてはいかがでしょうか?国以外に補助金の制度が有る地方自治体も有るみたいです。
新築の方が補助金とか税制は優遇されている印象ですが、既存住宅の改修も補助金などを事前によく調べて見てください。
いずれにしても国家を上げて推進している「省エネ」がポイントとなるようですね。
[ご参考] 住宅省エネ2023キャンペーン
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