競売でちょっと変わったご相談

競売の関係でちょっと変わったご相談が有りました。

現在賃貸マンションに住んでいる方なのですが、お住まい中の部屋に裁判所から競売の現況調査が来たそうで、この借りている部屋が競売にかかっているということが分かったそうです。

この部屋は普通に賃貸で借りて住んでいるわけですが、場所も部屋も気に入っているので競売で買えないかといった内容のご相談でした。

普通に入札する場合は、賃貸中で占有者有り、もちろん内覧などできない物件ということになるのに対し、ご相談頂いたお客様は物件の状態も当然良くご存知ですし、自分がそのまま住むつもりなので明渡しの心配も有りません。確かに入札するのであれば有利な立場です。

ご相談頂いてちょっと考えたのですが、もちろん公告・閲覧開始日を待って通常の競売サポートでも良いのですが、期間的にまだ余裕がありますので、まずは任意売却で購入できないかの可能性を探ってみようと思います。

そこで登記簿を取り寄せて見たところ抵当権は某地方銀行の1件だけできれいです。（ここに抵当権・根抵当権がずらずらと並んでいると面倒です）

しかしながら設定されている抵当権の金額は現在の市場価格よりもはるかに高いです。ということは、この抵当権を解除してもらうためには抵当権を設定している某地方銀行との交渉が必要だということです。

で、さっそく登記簿に書いてあった某地方銀行の某支店に電話してみました。運良く担当の方が在籍してたので、すぐにゴニョゴニョ相談したわけですが、はっきりとした金額は出ないものの、なんとかまとめられそうな方向へ話ができそうな感触です。

お客様の希望価格も有りますので、調整は大変だけど頑張ろうと思ったのですが、その後しばらくしてお話は諸事情で流れてしまったというオチでした。うまくいけば結構安く買えそうな可能性もあったので残念でした。

でも入札が始まったらどのくらいの金額で決まるのか楽しみです。コロナのせいでだいぶ先になりそうですけど。

事務所へ行く途中の横浜駅西口近くのSTビルで野良猫がくつろいでいました。

下の写真は夕方の銀座インズです。寂しいです。早く平常運転に戻りたいですね。

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