先日某所にお客様と内覧に出かけたところ、物件の近くにこんなのが有りました。東京電力の変電所だと思うのですが、結構迫力が有りました。近所にこの様な施設が有るのはちょっと嫌な感じです。
なお業者的には健康がどーのこーの、とか景観が~、とかの話では無く、売る時になったら売りづらそうなので安く買いたいな、とかそんな気持ちです。w
さて、物件を見に行ったときには、建物や室内、土地などはじっくり見ると思うのですが、上空にも気を付けましょう。
隣地の樹木や庇、あるいは電線などの越境などあるかもしれません。そして、見逃してはならないものとしては高圧線があります。
気にしない人は全く気にしないのですが、電磁波に敏感な方もいらっしゃるかと思いますし、景観もあまりよろしくありません。
また、高圧線の周辺は建物が建てられないエリアが有ったり、場合によっては高い建物が建てさせないような権利(地役権)を付けられていることが有ります。
ちなみに「地役権」というのは、一定の目的の範囲内で他人の土地を自分の土地のために利用できる権利のことです。これは土地の売買の際に自動的に付いてきて一方的に解除することはできません。これは登記簿を見れば書いてあります。
高圧線は東京電力やJRのものが多いですが、事業者がこのような制限を周囲の土地に付ける場合は、地権者に補償金を支払うことが多いです。この支払方法は最初に一括の場合や、毎年の場合などパターンは色々です。
すでに補償金が一括で最初の所有者に支払われている土地を買う方は損な感じですが、その分値段が周囲の土地よりも安くなっていると思います。
高圧線が気にならない方は、土地が安く買えることが多いので、検討してみても良いのではないかと思います。ただ、将来売る事になった時は同じように売れづらい面がどうしても出てくると思います。
いずれにしても、物件調査の際は上空を見上げる癖をつけておくと良いかもしれません。リビングの日当たりのチェックとかに夢中になっていると,、上空の様子などには結構気が付かないものです。w
不動産の売買・賃貸のご相談はお気軽にどうぞ。 なお、電磁波の健康被害については聞かれても私はよく分かりません。
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