浅草方面の物件の現地調査に行ってきました。千葉の奥地から都心の物件まで色々と不動産情報を見ているのですが、土地の値段の桁の違いに頭が瞬間的についていけません。正確な相場観を養うには、やはりエリアを限定して観察し続ける必要がありますね。
さて、本日は不動産の買い時について考えてみます。
ご存知のように数年前から「オリンピックが終わったら不動産の価格が下がるので、それまでは待ったほうが良い」という派?が増えています。
ここで不動産価格の相場の見通しについての予想や根拠は色々有ると思いますが、相場の動きを当てることは難しいです。価格は上がるか下がるかしかないのですが、株でもFXでもなかなか儲けるのは難しいですよね。予想するという作業自体は面白いですけど。
そういうわけで「とりあえずは様子見!」という方も多いと思います。高額な不動産の購入の決断に至るまでは多くの葛藤がありますので、様子見は心理的にも楽だということも有りますよね
まずご自宅をご検討の場合で、現在賃貸に入居していてそれなりの家賃をお支払いになっているのであれば、購入した後の価格の動きによって次の様になります。
最初に、購入後に価格上昇した場合は、単純にラッキーですね。
そして、残念なことに購入後に価格が下落していった場合は、それまで賃貸に住んでいたとして、その支払っていたであろう家賃の総額以上に下落したらくやしいです。ただ、賃貸と分譲では設備などのグレードもだいぶ違いますので、その分の生活の質の向上という点はプラスとして考えるべきです。
また、価格が将来も購入時とあまり変わらなかった場合は、家賃分と上記の生活の質が向上した分、お得だったと考えて良いと思います。
投資用不動産の購入の場合で、購入後に相場が下がったケースでは、購入を先延ばしした期間に得られたであろう家賃収入をプラスして損得を考えます。また、その間に得られるであろう不動産投資に対する知見やノウハウなどもプライスレスですが重要です。
まあ、購入後に相場が上がろうが下がろうが、特にやる事ややれる事は無いですけど。
ところで人間の寿命は有限です。積極的に不動産に関われるのは、30歳から70歳くらいまでのせいぜい40年間程度なのに対し、不動産価格の上げ下げの波は10~20年単位で動きます。不動産が必要な時、欲しい時が相場の波の底に当たれば良いのですが、そうそう一致はしません。
結論としては、物件が欲しくなった時に、ローンも含めて無理無く購入できるのであれば、そこが買い時なんだと思います。
ここでポイントは「無理無く」という所です。マイホームでも投資用物件でも、無理して買ってしまった場合、不測の事態が発生した場合に弱いです。
ただ、無理して買ってもどうにかなることも多いのが、不動産の面白いところですので、無理するなと言い切ることもできません。w 機会損失という言葉も有りますし。
資産を増やしていく速度を早くしたい場合は、どうしてもローンによるレバレッジを最大限効かせる必要があります。
リスク上等な勇者の方は、色々とシミュレーションして、最悪の場合も想定してから出撃しましょう。想定外の出来事には人間弱いですが、あらかじめ想定していれば結構適切な対応が取れるものです。
不動産屋は、買いたい人には「今がまさに買い時です!」と言いますし、売りたい人には「今がまさに売り時です!」と言います 。でも最も大事なのは、現在の相場の状況よりもご自身の置かれた状況です。そこをよく考えて判断したら良いと思います。
あと、ローンはできるだけ若い内に開始した方が、将来色々と凌ぎやすいです。
不動産に関する各種ご相談はお気軽にどうぞ。
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