例年であれば、
「梅雨の真っ只中でジメジメした日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?」
などと書くところですが、なんということでしょう、この暑さ!
一歩外へ出ると汗が吹き出し頭がくらくらします。

さて、今年の4月くらいからなぜか急にアマチュア無線をやってみたくなりました。
第四級アマチュア無線技士の資格は大昔に取得していたのですが、もう何もかも忘れてしまっています。
そこで、必要な知識のおさらいを兼ねて第三級アマチュア無線技士の試験を受けてみることにしました。
で、さっそく本を買ってきて勉強です。
勉強と言っても、試験に出る問題はほぼ決まっているので、ひたすら暗記するだけです。
本番の試験ですが、その昔は晴海の会場まで試験を受けに行った記憶があるのですが、今はアマチュア無線の試験もCBT方式です。
CBT方式というのは、経験された方もいらっしゃると思いますが、試験会場に設置されたパソコンで問題が表示されて、マウスやキーボードで解答する方式です。
全国にたくさん有る会場の中から、自分の都合の良い会場で受験することができます。
過去に受けた少額短期保険募集人や電気工事士の試験もこのCBT方式でした。

結果は満点合格でした。自慢ですが。w
そして試験からだいぶ経ちましたが、先日ついに免許証を受け取りました。
どんなことでも、いくつになっても、合格というのは嬉しいものですね。
今は、どんな無線機を買おうか悩んでいるところで、自動車でも不動産でも同じですが、この「選ぶ時間」が一番楽しい時かもしれません。
しばらくこの時間を楽しもうと思います。

さて、本題です。本日は「知っているようで知らない免許と資格の違い」についてお話したいと思います。
「免許」と「資格」という言葉、普段何気なく使っていますが、実は明確な違いがあるんです。
まず「免許」とは、特定の行為を行うことを許可する、行政機関が発行する許可証のことです。
これがないと、その行為自体が法律で禁じられている場合があります。
言い換えると、法律で禁じられている行為を特別に免許するという感じです。
例えば、自動車運転免許証がないと自動車を運転することはできませんし、医師免許がなければ医療行為を行うことはできません。
もちろん私も宅地建物取引業を営むためには宅地建物取引業者免許が必要です。
無免許だと結構重めの罰則もあります。(宅地建物取引業の場合は3年以下の懲役または300万円以下の罰金 または両方の併科)
つまり、免許は「特定の行為を法的に許されるための許可」と言えます。


一方、「資格」とは、ある特定の知識や技能があることを証明するものです。
資格を持っていることで、その分野の専門家であることが認められたり、就職やキャリアアップに有利になったりします。
ただし、中には特定の「資格」がないと行えない業務も存在します。
これは、その業務が専門的な知識や高度な技術を要するため、国民の安全や財産保護に関わる場合が多いためです。
例えば、税理士の資格がない人が他人の税務書類を作成したり、弁護士の資格がない人が他人の法律相談に応じたりすることはできません。
これは、その専門家としての責任の重さや、誤った情報提供が社会に大きな影響を与える可能性があるためです。
つまり、資格は「特定の能力や専門性を証明するもの」であると同時に、「一部の業務を独占的に行える権限」を与えるものもあるわけです。
このあたりが免許との違いが分かりにくいところですね。

私に関係しているものを例に取ってみると、まず「免許証」としては、「宅地建物取引業者免許証」と「自動車運転免許証」があります。
どちらも無いと無免許で仕事をすることになりますのでとても困ります。
そして今回の無線従事者免許証ですが、こちらは遊び用なので無くてもそんなには困りません。w
そして「国家資格」としては「宅地建物取引士」と「第二種電気工事士」を持っています。
この中でも、例えば「宅地建物取引士」の資格は、不動産取引において、重要事項の説明を行う際に必須となります。
この説明は、お客様の大切な財産に関わる非常に重要な部分なので、専門知識を持った宅地建物取引士が責任を持って行う必要があるということです。
また、「第二種電気工事士」は、一般家庭や小規模な店舗などの電気工事を行うために必要な資格です。電気工事は、間違った方法で行うと火災や感電などの危険を伴うため、資格を持った人しか行えない業務とされています。
ちなみに、競売不動産取扱主任者というの持っていますが、これは民間資格になります。
この資格が無くても競売のサポートを業として行うことは可能です。

資格がないと行えない業務があるというのは、その分野の専門性や社会的な責任の重さを物語っています。
それとよく言われることですが、資格を取った後も研鑽を欠かさない様に心がけるというのもポイントですね。
不動産に関するご相談はお気軽にどうぞ。
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