会社の登記をちょっといじりました。
私のレベルの零細な会社の商業登記は、不動産登記と違って簡単なのでいつも自分で登記申請をします。
不動産関係の登記もちょっと頑張れば誰でもできそうに思うのですが、特に売買の場合は間違えたり見落としが有ったりすると影響は大きく、広範囲に渡って迷惑がかかりますので、必ず司法書士の先生にお願いしましょう。
もっとも、銀行が絡むと自分でやるとかは絶対にNGだと思いますが。

さて、今日はちょっと変わったマイホームの買い方についてお話したいと思います。
将来住みたい場所、もう決まっていますか?
もし、具体的な時期はまだ先だけど「いつかここに住みたい!」という場所があるなら、今のうちにオーナーチェンジ物件を購入しておくのはいかがでしょうか?
オーナーチェンジ物件というのは、現在賃貸にされている物件で、賃貸借契約も合わせて引き継ぎます。
実は、このオーナーチェンジ物件、一般の住居として売りに出されている物件(実需物件)と比べて、価格が割安になっていることが多いんです。
なぜかというと、購入後すぐに自分で住むことができないため、投資目的で購入する方が多いからなんですね。

でも、将来その場所に帰ってくる予定があるなら、これはチャンスかもしれません。
入居者が退去するまでは家賃収入が得られますし、退去のタイミングが来たら、空室にしてご自身で住むことができます。
あるいは、もし都合の良い時期が決まっているなら、退去が発生したあと、それまでの間は定期借家契約で誰かに貸し出すという選択肢もあります。
そして、もし住むのをやめて売却することになった場合でも、将来住むことを考えていた人気のエリアであれば、実需物件として高く売れる可能性も出てきます。

ただし、普通借家契約の場合、貸主の都合で賃借人に退去をお願いすることは、基本的にはできないと考えておいたほうがよいです。
すなわち、いつ退去が発生して空室になるかは借主次第ということになります。
とはいえ、万一?賃借人の方の退去がずっと無かった場合も、自分では住めませんが家賃は毎月入ってきますので、致命的な失敗にはならないと思います。

もちろん、自分で住むことを考えた場合、リフォーム費用はある程度準備しておく必要があります。
また、ローンを利用する場合、住宅ローンではなく投資物件用のローンとなるため、金利などの条件は住宅ローンに比べて少し厳しくなることが多いです。
この点は注意が必要で、住宅ローンで自己使用でない物件を買ってしまうと、金融機関を騙したとみなされて、一括返済の請求などされてしまう可能性があります。

オーナーチェンジ物件は、毎月家賃収入があるというのがポイントで、無理のない範囲での借り入れであれば、物件の価値が大きく下がったり、改装費用がかかったりするリスクに対しても、比較的強いのではないでしょうか。
将来の選択肢を広げるという意味でも、オーナーチェンジ物件を検討してみるのも面白いかもしれません。
不動産のご相談はお気軽にどうぞ。
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