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賃貸併用住宅のすすめ

大和市賃貸併用住宅

大和市へ賃貸併用住宅の現地調査に行ってきました。なんか来たことがあるなと思っていたら、たまに調査で行く水道局のすぐ近くでした。電車で行くのと車で行くのでは感じがだいぶ違いますね。

大和水道営業所

さて賃貸併用住宅ですが、見に行ってきたのは2世帯の共同住宅です。テラスハウスみたいなもので、左右で世帯に分かれています。メゾネットタイプが左右に独立してある感じです。これを、半分は自己使用部として、残りの半分を賃貸用にするというやり方です。

賃貸併用住宅の間取図

部屋の配置としては、他には上下(1階と2階)で分かれているパターンや、1階全てを自己使用部、2階を3室くらいのワンルームにしたり、あるいは建物の一角にワンルームのような小さめの部屋をつけたりとか色々なパターンが有ります。

2階に1Kの賃貸を5室作った例です。

賃貸併用住宅の間取図

賃貸併用住宅の最大の利点は、賃貸部も含めて住宅ローンが使える可能性が高いということです。ご存知のように通常の収益物件のアパートローンなどと比べた場合、住宅ローンは金利も低く、なおかつ審査もだいぶ有利になります。

金利、借入年数、賃貸部の割合などによるのですが、うまくやれば住宅ローンの毎月の返済額と同じくらいの賃料が得られたりします。ということは、ほとんど持出し無しで土地と建物が手に入るということになりますね。自分のローンを賃借人さんが払ってくれているイメージです。

例えば5,000万円のローンを組んだ場合、変動金利0.8%で借入期間35年だと毎月136,560円の返済になります。そして、建物の延べ床面積120㎡、半分の60㎡を自己使用、残りの60㎡で16㎡くらいのワンルームを3室作り、そして各室45,000円位の家賃で賃貸できれば毎月のローン返済がまかなえることになります。

住宅ローン

もちろん、住宅を維持するためにはローンの返済だけでなく、修繕費や固定資産税などが必要となりますが、それでも普通に専用の戸建てを購入することを考えれば金銭的にはかなり有利です。

ただ、戸建ての良い所というのは、土地と建物が独立していて他人との共用部が無いということです。しかし賃貸併用住宅の場合は同じ屋根の下に他人の賃借人と住むことになりますので、ある程度は気を使う必要も出てくると思います。これが大丈夫な人でないと日々の暮らしが楽しく無くなってしまう可能性が有りますのでよく考えた方が良いと思います。

また、自分が多少不便でも静かな場所が好きだとしても、賃貸の事を考えるとある程度交通の便の良い所にしないと、賃貸の募集が厳しくなるとかも考慮する必要があります。

という事で、自分の希望条件や使い勝手が最優先の人は、自宅と収益物件を素直に別々に買いましょう。w

住宅ローン

なお、住宅ローンを使って賃貸併用住宅を購入しようとする場合、全ての金融機関でOKというわけでは有りません。また、自己使用部の床面積が全体の2分の1以上無いと駄目という所がほとんどです。他にも色々と条件があったりしますが、うまく住宅ローンが使えるとお得ですのでぜひ検討してみて下さい。


ところで大和市で物件を探している方は、飛行機の音が結構うるさいので、必ず自分の耳で聞いて大丈夫かどうか確認しましょう。軍用機が結構低いところを飛ぶので迫力が有ります。

市街地の飛行機

資金計画なども含めてお気軽にご相談下さい。

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