自分で居住する、もしくは投資用どちらでもいいですが、不動産をを安く手に入れようとした場合、競売という方法があり、検討された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
競売についてはだいぶ前に法律の改正もあり、透明性、公平性がかなり確保されてきています。
例えば裁判所が運営している BIT(不動産競売情報サイト) というのがありますが、こちらは誰でも無料でアクセスすることができ、売却基準価格はもちろんのこと、過去データも検索できるようになっています。
で、このBITでそれぞれの不動産の値段(売却基準価額)を見ると、初めての方はアットホームやスーモなどの値付けと比べてその安さにびっくりする方もいらっしゃるかもしれません。
(思わず笑顔になったりしますね)
弊社でも競売のサポート業務をしていますが、この売却基準価額で買えるものと思い込んでのお問い合わせを頂くことが多いです。
が、実際にその競売の売却基準価額で買えるかというと、大抵の場合決してそんなことはありません。
最近の横浜の例ですが、だいたい次の表の様な感じです。
[ 横浜地裁本庁 平成28年4月13日開札分 ]
近年、入札価格も上がっていて、平均すると売却基準価額の概ね1.5から2倍での落札となっています。
また、ご自分で売却基準価額で繰り返し入札される方もいらっしゃいますが、現状ではまず無理です。(ダメ元なのでしょうけど)
業者は一般流通価格かそれ以下で転売して、ある程度の利益が出ればいいわけですから、ある意味機械的に入札金額は決まってきます。
入札金額 = 転売価格 – (必要経費 + 利益)
※占有者の明け渡し費用や、リフォーム、登記費用などが必要経費です。
もっとも惰性で入札を繰り返した場合、よく調査せずに低い金額で入札して、落札出来てしまった時が怖いですね。
競売の場合は落札してみないとわからない部分もありますし、業者が入札してこないということは、きっと何かありますので。
いずれにしても、競売に参加する場合は事前の調査結果と購入方針(自己使用にせよ投資用にせよです)をよく検討して臨むと良いかと思います。
弊社では競売のサポート業務も行っております。
ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
[競売についての詳細はこちらを御覧ください]
https://fudosan.jnsinc.co.jp/?page_id=2729