「暑い、暑い」というのも飽きてきた今日この頃ですが、今回は千葉へ出撃してきました。
東京から見ると千葉駅よりもさらに先の外房線で、やや遠い感じですが外房線に直通の京葉線が有るので楽勝?です。
ただ、京葉線はグリーン車が無いのが残念です。

で、何をしに行ってきたかというと、まずは境界の立ち会いです。
物件は、私の仲介でお客様に購入して頂いた普通の土地付きの賃貸用の戸建です。
実はこの物件、建物や塀などの越境・被越境が入り乱れている感じだったのですが、測量図が昭和40年代、50年代のものしか無く、また境界標なども見つからないので正確な越境状況がわからない状態でした。

そこで今回は、おそらく多めに越境されているであろう隣地の方からの明確にしたいというお申し出で確定測量に至ったという経緯です。
本来は売却の際に売主様が境界などきっちり確定させた上で引き渡すべきなのですが、今回はちょと事情が有り、土地の境界は非明示、越境状態は不明、建物も契約不適合責任免責という内容での契約でした。
もちろんその分は価格に反映して頂きましたが。
境界の立ち会いとは?
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。
不動産を売買する際や、相続で土地を分ける際などに、その土地がどこからどこまでなのかを確定させる「確定測量」というものを行います。
その測量結果に基づいて、隣接する土地の所有者の方々に集まっていただき、測量された境界の位置を現地で一緒に確認する作業を「境界の立ち会い」と呼びます。
土地の正確な範囲を明確にする、とても大切な手続きです。
なお、確定測量は土地家屋調査士のお仕事です。
実際の境界立会いは、土地家屋調査士の先生がきっちり測定して割り出した点を隣り合っている土地の所有者全員で確認します。
その割り出された境界の位置は、概ね私の予想していた範囲だったので一安心です。(一応契約前には昔の測量図を見ながらメジャーとレーザー距離計で大体の位置を推定しました)
また、境界のポイント自体は隣接土地所有者の皆様も特に疑義も無く、無事に確認が終わりました。
この後、土地家屋調査士の先生が確定測量図を作成して、隣接している各土地の所有者様がそれぞれ署名捺印することになります。
次は越境部分をどう解消するかの話し合いになります。

境界の立ち会いが終わってから、そのままリフォームの打ち合わせをしました。
現在、貸家の内装工事を進めている最中です。
天井が高いので要所要所に足場が組んであります。
仕上がるまで、まだしばらくかかりそうです。

炎天下での屋外の境界確認に加えて、工事中の家の中は窓を閉め切っていたこともあり、室内の暑さもなかなかでした。
1リットルくらい水飲みましたが、まったくトイレに行きたくなりません。w
これからの季節、さらに暑さが本格的になってきたらどうしようかと今から恐れおののいています。
不動産のことなら小さなことでもお気軽にご相談ください。
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