昨日の土曜日の午前中に秋葉原の駿河屋買取センターの前を通りかかったら、外まで買取の行列ができていました。
先日の記事で、中古機器の買取で駿河屋とかモバイルゲオの話を書きましたが、新しめのスマホやタブレットに限っては「けっこう高い。」のイオシスが一番高く買ってくれると思います。平日のお店が空いている時を狙っていけば査定も支払いも早いです。
買取業者は安くなるけど安心
さて、不動産も買取業者というのが多く存在しています。
買取価格は一般で売却するよりも2割以上安くなるイメージですが、値段さえ合えばすぐに現金化出来て、さらに後のクレームの心配も有りません。
物理的あるいは権利関係で不具合があるような物件では、一般の方に売却するのは時間がかかる事が多いです。
そして物件によってはローン審査が問題になるのですが、業者が買主の場合はローンが通らなくて白紙解約という心配も普通は有りません。
というわけで面倒がいやだったり、どうしても換金を急ぎたい場合はあえて買取業者への売却を選ぶのも有りだと思います。
安い価格には理由が有ります
売却価格どうしても安くなってしまうので買取業者は悪いイメージで語られることが多いのですが、価格についてはやむを得ない面もあります。
物件を買い取った業者が転売する先は多くの場合一般のお客様になります。ですので、それなりに不具合箇所を補修して権利関係に問題が有れば正常化してから売り出さなくてはなりません。
最近は中古マンションのリノベーション物件が多いですが、一般のお客様が買う場合は手垢の付いた?中古っぽい部屋よりも、新品の水回りが付いたきれいな部屋の方が多少高くても好みなわけで、実際よく売れているようです。
また、一般の個人同士の売買だと契約不適合責任の期間は3ヶ月という定めにすることが多いですが、宅建業者が売主で買主が一般の個人である場合は、宅建業法により売却後2年間を超えるまでの間、売主の契約不適合責任を免責にできません。
買取業者は仕入れた物件をきっちり商品化してさらにある程度の利益を乗せるということになるので、買取価格はそれなりになってしまう仕組みです。
さらには売れ残りのリスクも業者は負うことになります。
相場の多少の読み間違いなどはとんとんか若干の損切りで逃げたり、あるいは収益物件なら自己保有という選択もあります。
ところが極端な変動、例えば仕入れた物件のリフォーム中にリーマンショックみたいのが来たら想像するだけでいやですよね。w
買取業者も得意・不得意が有ります
買取業者もエリアや物件種別(マンション、戸建、土地、一棟収益など)によって得意や不得意があります。
売却しようとしている物件がその業者にとって不得意な分野だと、買取価格も当然ながら安くなってしまいます。さらに業者それぞれの在庫状況や決算など時期的な要因も結構影響します。
なので、買取業者に売却する際も慎重に業者を選んだ方が良いです。
また、買い取り保証というのも目にする機会が有ると思いますが、マンガの正直不動産にも似たような話が有りました。
この買取保証というのは、最初は一般で売却活動をして、売れなかったら自社で買い取りますという内容なのですが、結局安く買い取られてしまったというオチでした。
不良業者も潜んでいます
買取業者の価格が安くなってしまうのはある程度はやむを得ない的な事を書きましたが、売主様の情報不足に付け込んで不当に安値で買い叩く業者がいることも事実です。中には押し買いみたいな事例もあるようですので気を付けてください。
安く買い叩いてすぐにそのまま転売すると楽にたくさん儲かります。w
派手な広告を出している業者もいますが、その広告費用の原資がどこから出ているのかちょっと考えてみましょう。不動産業に限らない話ですが。
急ぎの売却もお気軽にご相談ください
私にご相談頂ければ、その物件が得意そうな業者をいくつかピックアップして、その中から最適な業者を選んでいただくようにします。もちろん一般の方に売却できそうならそちらもご提案します。
お客様ご自身でお仕事の合間に業者を探すよりも、高く売却できる確率はだいぶ上がると思います。
個人と買取業者の取引はいわばアマチュア対プロの取引となります。ここに業者の私が入ることによってプロ同士の取引となり、騙されるようなリスクも避けられることになります。
.....私も悪い業者だったらそれまでですけど。w
最後は宣伝になりましたが、不動産のご相談はお気軽にどうぞ。
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