ブログ不動産コラム

親族間売買と住宅ローン

近くに用が有ったついでに、ららぽーと横浜に猫を見に行ってきました。横浜線の鴨居駅から歩いてすぐです。初めて行ったのですが、ここはイトーヨーカドーも有って便利そうです。

ららぽーとでなくてもイオンでもなんでも良いのですが、近所に大きなショッピングモールが有るというのは不動産の価値の向上に有利です。

ららぽーと横浜

さて今日は親族間売買とローンの話を少し。

親子や兄弟、あるいは親戚の間などで不動産の売買取引をしようとした場合の重要なポイントはローンが使えるかどうかということです。もちろん現金取引であれば問題は有りませんが、多くの人はローンを利用されると思います。

これは親族間の関係性や取り扱う金融機関に寄って様々なのですが、大きく分けると次の2つのパターンになります。

1.無条件でNG
2.適正価格でかつ正規の不動産業者が仲介に入ればOK

実際のところ上記「1」の無条件でNGという銀行が多いのですが、ぽつぽつと「2」の様な条件ならOKという所があります。脱税やマネーロンダリングなどの不正が無いように「適正価格」「仲介業者の扱い」という条件が必要とされています。

贈与税
贈与税のがれはNG?

さらには購入しようとしている住宅に買主がすでに住んでいる場合は、適正な賃料での賃貸借契約が締結済みでないとだめとかいう所も有りました。無料のいわゆる使用貸借で住んでいるのはNGということです。

親子や兄弟だと他人同士の取引とは異なり、元々資産は一族で一緒だったり、また取引価格なども一般的な相場を気にせずに恣意的に取引できます。また、住宅購入以外の事業の資金調達に利用したりする可能性も有ります。

なのでずるいことや悪いこと?など色々と自分たちの思い通りに出来るわけですが、お金を貸し出す金融機関としてはたとえ知らなかった場合でも不正に加担するわけにはいかないので、親族間取引には厳しい臨むという感じです。面倒なのは門前払いという感もありますけど。

住宅街

また、重要事項説明書や売買契約書なども正規のきちんとしたものが審査の際に求められます。

とういことで親族間売買の場合には、
・まず売買に金融機関が納得できる理由が有るということ、
・取引価格価格を適正価格、世間並みの相場にすることと、
・仲介業者を入れて重要事項説明書や売買契約書などの書類はもちろんのこと、契約や決済などもきちんとやること
が必要になってきます。

契約書類

その上で一般の売買取引と同様に、不動産の担保価値、自己資金の額、年収や会社員であれば勤続年数などの条件がOKとなった所でローンを使うことができます。

もちろん通常のローンと同様に買主さんの属性(職業、勤務先、年収など)が良ければ良いほど、親族間売買特有の基準も緩くなってくることは考えられます。

また、金利が高くなっても良いのであればノンバンクなどだと借りやすくなります。ただし、金利が高い分毎月の返済額が増えますのでこの場合は途中で借り換えも視野に入れた方が良いかもしれませんね。

エジプシャンマウ
エジプシャンマウ

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