宅地建物取引士のちょっとした変更登録に、神奈川県宅地建物取引業協会本部に行ってきました。場所は桜木町と関内の間くらいです。
宅地建物取引士は神奈川県の建設業課の管轄なのですが、宅地建物取引士関連の事務手続きなどは県が後述する神奈川県宅地建物取引業協会に業務委託しています。
不動産業者の団体
さて、各業界にはそれぞれ業界団体が有りますが、私どもの不動産業者の団体は「全宅」「全日」「FRK」「全住協」の4つがあります。正式名称は次のとおりです。長いですね。
「FRK」は三井~、住友~、東急~といったようないわゆる大手の不動産会社の団体で、「全住協」は建築系の会社が主になっている団体です。
で、我々のような一般の不動産業者は「全宅」または「全日」のどちらかに加盟していることがほとんどです。
「全宅」はハトのマーク、「全日」はうさぎのマークがお店などに貼ってあると思いますのですぐに見分けられると思います。それぞれ「ハト」とか「うさぎ」と呼ぶことも有ります。
うさぎとハト
ところで、不動産会社を始めるために宅建免許の取得が必要なのですが、その際に営業保証金として1,000万円を法務局に供託しなければなりません。
ところが上記いずれかの団体に加盟すると営業保証金を供託する代わりに、弁済業務保証金として60万円支払うことで営業保証金1,000万円の代わりとすることができます。(営業保証金も弁済業務保証金も不動産業者の取引の相手方を保護するためのものです)
他にもメリットは多く有りますが、主にこの供託金の理由でほとんどの不動産業者は「全宅」か「全日」に加盟しています。
ちなみに弊社はうさぎの「全日」に所属しております。事務所が近いからという理由で選んだのですが、ゆるやかな雰囲気が合っているようで良かったです。
お客様にとってはどの団体の業者でも同じですのであまり意識しなくても大丈夫です。ただ、どの団体にも加盟していない業者はちょっと癖が強い場合が有るかもしれません。
不動産のご相談はお気軽にどうぞ。
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