航空機の騒音関連の調査で馬車道の南関東防衛局へ行ってきました。騒音対策で防音工事をした物件を売買した場合の手続きなどのヒアリングです。
その後、パスポートの更新のために山下町の産業貿易センタービルへ行ってきました。(この時期に更新とかって、夏休みにどこにも出かけないと言っているようなものですね)
帰りに久しぶりにニューグランドの1階でカレーを食べて帰りました。おいしかったです。
さて本日は、物件購入時の重要事項説明の話です。
宅地建物取引業法では、売買契約を締結するまでの間に、不動産会社は、購入予定者に対して購入物件にかかわる重要事項の説明をしなければならないと定めています。
重要事項説明は、宅地建物取引士が内容を記載した書面に記名押印し、その書面を交付した上で口頭で説明を行わなければなりません。
ということなのですが、多くの場合で重要事項説明は契約書の取り交わしの直前に、実施される場合が多いと思います。
でも、これって私は思うのですが、契約直前の短い時間でチャッチャとやられても、あまり頭に入らないですよね。
重要事項説明の中身は、各種法令をはじめとしてかなり細々と書いていますので、一般の方がいきなり説明を受けた場合は結構難しく感じるんじゃないかと思います。
ですので私の場合は、お客様に時間を取って頂ける場合は、なるべく契約よりも前の日に重要事項説明だけをじっくりとさせて頂くようにしています。
時間に余裕があれば、質問もいくらでもして頂けますし、わかりにくいところもご理解頂けるまでご説明できます。
スケジュールの関係で、どうしても契約当日しか時間が取れない場合もありますけど、そんな時はなるべく契約の日までに重要事項説明書の中身をちょっとずつお伝えして、きちんとご理解頂いた上で契約日に臨めるように心がけています。
逆にお客様の方には、分からないことは早めにその都度確認するようにして頂ければ、ということをお願いしています。なんとなく分かったような気になっている状態というのは、後々トラブルを招きやすいですからね。
不動産を買う時って、考えたり、やらなければならない事が多いので、大変ですけど高い買い物ですので頑張って頭を働かせましょう。
話は変わりますが、悪い?不動産屋は、良くない事だけども伝えないといけない事を、さらっと契約直前の重要事項説明に紛れ込ませます。お客様はそこで「?」と思っても、契約当日なのでなかなかそこで止めると言い出しにくいのを利用する技です。
といういことで、お客様の方から、重要事項説明はできれば契約日でなくその前にお願いしたい、というようなことを積極的に業者に申し出た方が良いのではないかと思います。その時の業者の態度でなんとなく何かを察することができるかもしれませんし。
ところで、重要事項説明書を作成する時に、昔のものが残っていれば参考にすることがあるのですが、この前見た30年前の重要事項説明書はとてもあっさりしてシンプルでした。書くことが増えてきているのは、法令などが増えているというのもありますが、トラブルの歴史なんでしょうね。
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