競売事例研究　アルカンシエル横浜山下公園

本日のメルマガで登場するマンションの所在地、中区山下町は、横浜市の中でも最高クラスに住所を書くのが簡単な町だと思います。

「中区山下町」

こういう簡単な住所って面倒くさがり屋にとっては何かにつけ、地味に楽でうれしいです。

そして、山下町には山下公園や中華街などが有り、なかなか面白い所です。

という事で、今月の事例研究は横浜市中区のマンションです。

できれば3点セットをお手元にご用意されるとわかりやすいと思います。
BIT(不動産競売物件情報サイト) で事件番号から検索してみて下さい。

まずは物件の情報です。

間取図

好立地でファミリータイプ中心のマンションです

ワンルームのいわゆる投資用マンションではなく、ファミリータイプの間取が中心の物件です。

2002年築ですのでマンション自体の設備や外観などもまあまあいけてる感じです。

中華街の北側、地下鉄の通る大通りから１本入った所に位置し、日常の買物なども含めて生活に不便は無いと思います。

交通は地下鉄みなとみらい線と根岸線が利用できます。

現況はどうでしょう？

現況は空きなのですが、内装工事が途中でストップしたままの状態のようです。

裁判所の現況調査報告書の写真を見る限りでは、浴室やキッチン等の設備も取り外されている状態です。

室内は何もないです。

おそらく浴室。

キッチンの有った場所？

相場はどんな感じでしょうか？

このマンションの取引事例を調べてみると、平成26年に4階の同じ様な面積の部屋で2,200万円（52.3万円/平米）での成約があります。

が、この地域の相場は最近特に上昇してきています。近隣物件の売出価格などを見ても、70万円/平米とかの値付けでもおかしくない印象です。

入札戦略の検討

この物件の最大の検討ポイントは、リフォーム途中という点にあります。

ここにかける予算は、バス、キッチン、床などのグレードによってだいぶ変わってきますし、賃貸にするか、自分で使いうかによっても変わってきます。

明け渡しに手間がかから無さそうな分、この内装の仕上げの予算をどうするか資金計画をしっかり考えておくことが必要だと思います。

もちろん売却基準価額にもこの内装が無い分は反映されていますので、その分を良く考えて入札価額を考えましょう。

評価書の記載の一部です。

本物件にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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自己居住用、投資用など、お客様それぞれのスタンスに応じてご説明いたします。

もし、実際に検討される物件が決まっているのであれば、その物件を例にとり、確認しておくべきポイントなどご説明いたします。

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2014.06.17