不動産コラム

なぜに坪を使い続けるのか?

特に土地の広さなんかは、未だに坪で言うことが多いですよね。

不動産業者なんかは、これは単純に昔から坪に親しんでいるので、坪で言われた方がぴんとくるんだと思います。
昔からの地主さんなども、ずっと坪で馴染んでいるので、平方メートルよりも馴染みやすいのでしょう。

ただ、一般の人の場合は、どうなんでしょうかね?
1坪=畳2畳
と考えれば、感覚的にはわかりやすいかと思うのですが、平成生まれの方たちは、生まれてから洋室しか住んだ事が無いというケースも珍しくないようです。 そんなケースでは畳2畳と言われても、なんだかなぁ~、ですよね。

ちなみに、公的にはメートル法が導入されて、登記簿なども全て平方メートルで統一されています。
また、不動産の広告を規制する「不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)」を見ると、土地の面積や建物の床面積を広告で表示する場合には、必ずメートル法によって表示することとされています。
さらに、メートル表示と同時に、坪表示もあわせて表示することはOKのようです。

というわけで、まだまだ坪と平方メートルの併記は続くんだと思います。

なお、正確な換算率は 121/400(0.3025) です(昭和45年2月23日付法務省民事局第一課長通知)。
さらに補足ですが、上記の「1坪=2畳」は中京間基準です。

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